連載 リハビリテーション関連学会の紹介
日本運動療法学会
大高 洋平
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
キーワード:
運動器
,
内部障害
,
神経疾患
,
スポーツ
Keyword:
運動器
,
内部障害
,
神経疾患
,
スポーツ
pp.1163
発行日 2015年12月10日
Published Date 2015/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200457
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学会の概要
日本運動療法学会は,1975年に,運動療法研究会として発足した.第1回運動療法研究会は,自治医科大学整形外科主任教授であった御巫清允先生を会長として,ホテルニューオータニにて,「アイソカイネティックエクササイズを中心に」というテーマで行われ,30名が参加し,数題の講演が行われた.研究会発足時の研究会の目的は,第2回の会誌によれば,① 運動療法の基礎的研究,② 運動療法の医療としての検討,③ 国民の体力向上に資する,というものであった.
その後,第27回より日本運動療法研究会,第32回より日本運動療法学会とその名称を変え,本年度で40回を数える.研究会は,学際的な会としての発展をみせ,大会長も整形外科に加えて,リハビリテーション科,内科(循環器,神経内科),体育,工学と多様な領域のメンバーにより行われている.開催地域も東京だけに偏ることはなく,40回のうち17回が東京以外の地域で開催されている.その間,理事長は,御巫清允先生の後,大井淑雄先生,腰野富久先生,千野直一先生,岩谷力先生,佐藤徳太郎先生と引き継がれ,2010年より木村彰男先生がその任に就いている.現在の学会の概要を表1に示す.
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