Japanese
English
特集 リハビリテーション医の卒前卒後教育の現状—専門医制度改革を見据えて
総合病院における卒後教育・専門医育成
The postgraduate education and rehabilitation specialist training in general hospital
片桐 伯真
1
Norimasa Katagiri
1
1聖隷三方原病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Seirei Mikatahara General Hospital
キーワード:
総合病院
,
専門医教育
Keyword:
総合病院
,
専門医教育
pp.929-932
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200384
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
リハビリテーション専門医の教育は,従来その多くを大学のリハビリテーション科医局が中心に行ってきた.そのようななかで聖隷三方原病院(以下,当院)は2003年度の初期研修医採用段階から独自の研修プログラムを運営し,総合病院での専門医育成で一定の成果を挙げてきた1).
新専門医研修制度開始が間近に迫り,リハビリテーション科専門医の養成にもさまざまな変化が予測され,専門医需給関係で常にリハビリテーション医不足の状況であった現状2)が少しでも改善するのではと期待がある反面,新たな制度への切り替えを前に情報が少ない現場では,関連病院としての認定を受けなければ後期研修医確保が困難となり,医師確保で難渋するのではといった混乱もみられる.
ここでは,総合病院としての卒後教育・専門医育成について,当院でのプログラムを紹介するとともに,今後の課題などを解説する.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.