特集 プライマリーナースとしての透析看護
6.透析室看護師のプライマリーとしての活動の実際と課題(4)総合病院における透析室
中原 宣子
1
1浅香山病院透析センター
キーワード:
透析看護
,
プライマリーナース
,
総合病院
Keyword:
透析看護
,
プライマリーナース
,
総合病院
pp.1311-1316
発行日 2023年10月10日
Published Date 2023/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002741
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総合病院では慢性腎臓病の保存期から導入期,維持期の患者を看ることが多く,多職種で協力し合併症発症時も院内で検査や治療が可能である.本稿では不安感の強い高齢患者の透析導入時の関わりをプライマリーナースとしてどのように関わったか事例を紹介しながら振り返る.保存期から関わることは信頼関係ができていることから,患者に安心して透析療法を受けてもらうことに繫がり,緊張感の高まる外来透析導入が高齢者でも可能であった.総合病院におけるプライマリーナースは保存期から関わることができ,患者周辺の環境を整え,精神的安寧に配慮した継続した看護を実践できる.しかし,保存期からの看護介入は人員的に困難なことがあり整備が必要である.
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