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入門講座 緩和ケアとリハビリテーション・1【新連載】
緩和ケアにおけるリハビリテーションの役割
Rehabilitation of the patients with advanced and terminal cancer
余宮 きのみ
1
Kinomi Yomiya
1
1埼玉県立がんセンター緩和ケア科
1Department of Palliative Care, Saitama Cancer Center
キーワード:
維持的・緩和的リハビリテーション
,
病期別のリハビリテーション
,
骨転移痛
Keyword:
維持的・緩和的リハビリテーション
,
病期別のリハビリテーション
,
骨転移痛
pp.743-749
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200327
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はじめに
Dietz1)は,「がんのリハビリテーションの分類」として,予防的,回復的,維持的,緩和的リハビリテーションを提示し,すべての病期においてリハビリテーションが果たすべき役割を説いた.しかし,日本リハビリテーション学会から出版された「がんのリハビリテーションガイドライン」2)を含めて,予防・回復・維持の研究・著述に比べ,緩和的リハビリテーションの研究・著述はいまだ少ないのが現状である.予防・回復・維持については先のガイドラインに譲り,本稿では進行期・終末期のがん患者を対象とした緩和的リハビリテーションに相当する部分を中心に述べる.
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