Japanese
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特集 リハビリテーションに必要な産業医学の知識
産業理学療法の展開
Development of Industrial physiotherapy
高野 賢一郎
1
Kenichiro Takano
1
1独立行政法人労働者健康福祉機構関西労災病院治療就労両立支援センター
1Center for Preventive Medicine, Japan Labour Health and Welfare Organization KANSAI ROSAI Hospital
キーワード:
産業理学療法
,
プレゼンティーイズム
,
心理社会学的手法
,
作業改善・作業環境改善
,
高齢労働者
Keyword:
産業理学療法
,
プレゼンティーイズム
,
心理社会学的手法
,
作業改善・作業環境改善
,
高齢労働者
pp.527-534
発行日 2015年6月10日
Published Date 2015/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200260
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はじめに
産業理学療法とは労働者の健康対策を行う領域に含まれ,主な目的は,健康障害の予防と健康の保持増進である.この分野の専門職には産業医や保健師,衛生管理者がおり,情報の提供,評価,助言などの支援を行うこととなっているが,現在,彼らと協働し,多くの勤労者が悩んでいる腰痛や頸肩腕症候群などの骨関節疾患をはじめメタボリックシンドロームや慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease;COPD)などの予防として理学療法士が培ってきた治療方法を活用していくことが求められている.本稿では,これから産業理学療法を志す理学療法士への道標のために,あるいは既に実践されている理学療法士への事業の参考のために当方のこれまでの産業理学療法の展開を紹介し,今後の産業理学療法について述べる.
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