Japanese
English
特集 がんのリハビリテーション
看護師の役割
Rehabilitation in patients with cancer;The role of the nurse in the rehabilitation of cancer.
鈴木 牧子
1
Makiko Suzuki
1
1独立行政法人国立がん研究センター中央病院
1Independent Administrative Institution National Cancer Center Central Hospital
キーワード:
がん看護
,
がんサバイバー
,
多職種との連携
Keyword:
がん看護
,
がんサバイバー
,
多職種との連携
pp.1133-1138
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200070
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はじめに
近年,がんの治療法の改善やがんの早期発見・治療が行われるようになり,がん患者の余命は延長し,患者はいかにしてがんと共存していくかが問われるようになっている.がんとの共存には,さまざまな要素が関与しているが,患者個々に異なり,常に流動的であり,変化に富んでいる.そこで,がんとの共存をはかるために必要な要素として,がんのリハビリテーションが注目されている.現在,がんのリハビリテーションの考え方が多くの医療者に浸透してきているが,細部にまで十分に浸透しているとはいいがたい.施設により,マンパワーやリハビリテーションを行う設備,多職種の連携など,異なる点はあるが,どの施設でも同じようにがんの診断と並行してがんのリハビリテーションが行われることが理想である.今回,がんのリハビリテーションにおける看護師の役割について述べる.
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