Japanese
English
実践講座 福祉用具の選定と適合・第4回
杖と歩行器
Fitting techniques and selection of assistive devices—cane and walker.
吉良 健司
1
Kenji Kira
1
1在宅りはびり研究所
1Home Health Rehabilitation Institute
キーワード:
歩行器
,
杖
,
適合
,
適合ゾーン
,
コアゾーン
Keyword:
歩行器
,
杖
,
適合
,
適合ゾーン
,
コアゾーン
pp.969-974
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200026
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はじめに
近年,介護保険の普及に伴い福祉用具の利用が急速に伸びている.2012年4月から「指定居宅サービス等の事業の人員,設備及び運営に関する基準」などが改正され,福祉用具の貸与や販売サービスに際して,福祉用具専門相談員が利用者一人ひとりに福祉用具サービス計画を作成することが義務づけられた.一方で,生活期リハビリテーションを担う理学療法士や作業療法士においては,若年化に伴い福祉用具の選定や適合技術に関して未熟な者が多く,役割を果たしきれていないといった意見をケアマネジャーより聴くことがある.今後は,ケアマネジャーを中心に福祉用具専門相談員と理学療法士・作業療法士が,対象者一人ひとりの希望する生活の実現に向けて,協働した供給体制を作っていく必要がある.
本稿においては,歩行器や杖などの歩行支援用具について,リハビリテーションの視点からどのような点に留意すべきか解説する.
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