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特集 障害児の成長・加齢に伴う問題点
難聴児の成長・加齢に伴う問題点
Troubles related to development and age associated with hearing loss in children.
守本 倫子
1
Noriko Morimoto
1
1国立成育医療研究センター耳鼻咽喉科
1Department of Otolaryngology, National Center for Child Health and Development
キーワード:
コミュニケーション
,
障害認識
,
読み書き能力
,
語音明瞭度
Keyword:
コミュニケーション
,
障害認識
,
読み書き能力
,
語音明瞭度
pp.837-841
発行日 2014年9月10日
Published Date 2014/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110620
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はじめに
新生児聴覚スクリーニングが広く普及し,難聴児が早期に発見されるようになった.これにより,高度難聴などは生後半年までに補聴器装用と療育が開始され,2014年からは1歳から人工内耳手術が検討されるようになってきた.早期療育により言語・コミュニケーション能力が高くなることは知られており,就学時に普通学校での教育を受ける児童も増加している.しかし,就学後に全く問題がなくなっているわけではない.また,学校教育の場では守られているが,社会にでるとさまざまな困難に遭遇することも少なくない.そこで,本稿では難聴児の高等教育機関への進学および就労における問題点について述べたい.
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