書評
日本リハビリテーション工学協会 SIG姿勢保持(編)「小児から高齢者までの姿勢保持―工学的視点を臨床に活かす 第2版」
小池 純子
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター
pp.599
発行日 2013年6月10日
Published Date 2013/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110160
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初版から5年,車いすや座位保持装置に関する法制度の改正,姿勢保持に関する新たな知見や技術を加えて,内容を大幅に刷新した改訂第2版が上梓された.
人体の機能や構造の不全や欠損に関わる治療は,細胞レベルの研究や臓器移植など,その成果や社会問題としての側面がしばしばメディアに取り上げられる.人体の,とりわけ運動器の機能や構造の不全や欠損に対するもう一方の取り組み,義肢・装具・車いすなどについては,先のロンドンパラリンピックで,さまざまな競技用車いすや義足が,観衆の目を驚かせることはあっても,普段はあまり関心を寄せられないのが実情である.
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