今月の主題 リハビリテーション―臨床検査の役割
検査計画
慢性心不全
峯尾 喜好
1
,
岡島 康友
2
,
千野 直一
3
Kiyoshi MINEO
1
,
Yasutomo OKAJIMA
2
,
Naoichi CHINO
3
1静岡市立静岡病院理学診療科
2東京専売病院理学診療科
3慶應義塾大学医学部リハビリテーション科
キーワード:
慢性心不全
,
病態生理
,
体力
Keyword:
慢性心不全
,
病態生理
,
体力
pp.1629-1634
発行日 1990年11月15日
Published Date 1990/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900401
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慢性心不全のリハビリテーションを進めるうえで,近年明らかになってきた神経体液性因子や骨格筋に関する病態生理の知見は重要な基礎となる.実際の運動療法に際しては,これまでに用いられてきた最大酸素摂取量(Vo2max)や嫌気性代謝閾値(AT)に代わって,低負荷で測定可能な新しい体力の指標が求められている.臨床検査においては従来の心機能検査に加えて,症候限界性最大運動試験などの運動生理学検査を適切に行う工夫が必要である.
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