Japanese
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紹介
デイケアセラピストに対する心不全アセスメント能力の向上を目的とした教育介入の取り組み
An educational approach to improve heart failure assessment and exercise therapy skills for rehabilitation therapists at the Day-care facilities
諸冨 伸夫
1
,
松宮 英彦
2
,
齊藤 正和
3
Nobuo Morotomi
1
,
Hidehiko Matsumiya
2
,
Masakazu Saitoh
3
1新百合ヶ丘総合病院リハビリテーション科
2新横浜リハビリテーション病院リハビリテーション科
3順天堂大学保健医療学部理学療法学科
1Department of Rehabilitation Medicine, Shin-Yurigaoka General Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, Shin-Yokohama Rehabilitation Hospital
3Department of Physical Therapy, Faculty of Health Science, Juntendo University
キーワード:
デイケア
,
心臓リハビリテーション
,
教育介入
,
主観的アセスメント評価
Keyword:
デイケア
,
心臓リハビリテーション
,
教育介入
,
主観的アセスメント評価
pp.855-860
発行日 2024年8月10日
Published Date 2024/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203189
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要旨 心不全患者が在宅医療の現場でも増加している現状では,地域施設のスタッフが標準的な心不全アセスメント能力をもち,適切な対応ができるように体制を整えることは重要である.筆者らは,デイケアスタッフを対象に心不全アセスメント能力向上のための教育介入を行ったので,その取り組みを紹介する.デイケアスタッフ4名(理学療法士3名,作業療法士1名)に対して,心不全の病態と症状増悪の判断・運動療法施行時のアセスメントについての講義を行った.また,運動療法実施中は医師に臨床相談ができるようにした.さらに,チェックシートを用いて運動療法中の利用者の状態を確認した.介入効果判定には主観的アセスメント評価スケールを使用した.本介入によりデイケアスタッフは心不全増悪のサインや適切な運動強度の評価に対する理解が深まり,安心して安全に運動療法を提供することができた.
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