Japanese
English
特集 廃用性筋萎縮を解明する
廃用性筋萎縮の病態と臨床
Pathology and clinical aspects of disuse muscle atrophy.
岡崎 哲也
1
,
蜂須賀 研二
2
Tetsuya Okazaki
1
,
Kenji Hachisuka
2
1長崎労災病院リハビリテーション科
2産業医科大学リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation, Nagasaki Rosai Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, University of Occupational and Environmental Health
キーワード:
廃用性筋委縮
,
片麻痺
,
麻痺側の廃用
Keyword:
廃用性筋委縮
,
片麻痺
,
麻痺側の廃用
pp.107-112
発行日 2002年2月10日
Published Date 2002/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109683
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はじめに
古くはヒポクラテスが,運動が身体機能を強化し,運動不足が身体機能を低下させると述べているが,19世紀後半より組織治癒のために必要以上の安静臥床が強調されるようになった.それ以降,長期の安静臥床,不動,運動不足によって起こる合併症は,身体機能低下の原因として十分認識されていなかった1).近年になり,リハビリテーション医学の命題として臨床家たちが長期安静臥床や運動不足の幣害と運動の効用に着目するようになり,さらに宇宙医学の発展がこれに拍車をかけて一層注目されるようになってきた.
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