学会報告
第19回秋田県リハビリテーション研究会―2000年12月2日(土),於:秋田大学医療技術短期大学部
千田 富義
1
1秋田県立リハビリテーション・精神医療センター
pp.676-678
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109545
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今回の研究会では,特別講師として秋田県鷹巣町長岩川徹先生をお迎えして,「地域ケアシステムについて」の演題名で講演していただいた.人口2万2千人の町で,24時間の訪問介護を続け,「ケアタウン鷹巣」という大きな福祉施設を作った町長で,住民参加と住民の責任を盛んに強調されたのが印象的であった.福祉に対するしっかりとした考えとそれを実現しようとする気迫がひしひしと伝わってきた.地域は私たちの大きなフィールドである.行政の方々の努力に注目し,可能ならばリハビリテーション関連職種が積極的に協力することが今後一層重要であると感じられた.当日の参加者は100名で,内訳は医師14名,看護婦18名,理学療法士22名,作業療法士18名,言語聴覚士3名,ケースワーカー2名,介護福祉士5名,その他18名であった.種々の職種の方の参加で相互交流や意見交換が可能な会に成長してきたと考えている.
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