学会報告
第14回秋田県リハビリテーション研究会―1998年2月21日(土),於:秋田大学医療技術短期大学部
千田 富義
1
1秋田県立リハビリテーション・精神医療センター
pp.705-706
発行日 1998年7月10日
Published Date 1998/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108716
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平成3年に第1回研究会を開いて以来,年2回のペースで開催してきている.この間,荒井三千雄秋田大学名誉教授(整形外科学)が会長となられ,その指導のもとに会が運営されてきた.在宅リハビリテーションも含めたリハビリテーション全般について研究していくこと,会員には医師,看護婦,理学療法士,作業療法士,言語療法士,臨床心理士,ケースワーカー,介護福祉士,ホームヘルパーなどの広範な職種の参加を期待することを基本的立場としている.構成は一般演題と特別講演からなり,特別講演には会員の希望を聞きながら県内外から講師をお願いしている.
今回の研究会では,特別講演の講師として秋田中通リハビリテーション病院の藤岡真先生にお願いし,長年取り組んできた嚥下障害のリハビリテーションについて講演していただいた.その際,嚥下障害への種々の職種の取り組みとその協力関係にも触れて欲しいと要請したところ,一般演題の中で医師,作業療法士,看護婦,栄養士の口演を出していただいた.その結果,種々の側面からの問題と解決法が浮き彫りとなり,内容のある研究会となった.各専門職内での研究会とは異なった横断的な研究会をより実りのあるものとするために,このような経験を参考にしながら興味のある企画を考えていきたい.
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