学会報告
第20回秋田県リハビリテーション研究会―2001年3月24日(土),於:秋田大学医療技術短期大学部
千田 富義
1
1秋田県立リハビリテーション・精神医療センター
pp.380-382
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109750
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今回の研究会では,秋田県立リハビリテーション・精神医療センターリハビリテーション科の下村辰雄先生に「痴呆へのリハビリテーションアプローチ」と題して特別講演をお願いした.神経内科学的視点から痴呆の臨床徴候を分析し,神経学的特徴を重視しながらリハビリテーションを展開することの重要性についてお話し頂いた.神経内科医としての痴呆診療の実績にリハビリテーション的思考を加えた内容であり,参加したリハビリテーション関連職種に多くの教訓を与えた.今後,痴呆診療を標傍しなくても,リハビリテーションの領域では痴呆に対処する必要性が増してくると推測される.時宜を得た講演であった.当日の参加者は85名で,内訳は医師8名,看護職28名,理学療法士14名,作業療法士12名,言語聴覚士1名,臨床心理士2名,社会福祉士3名,介護福祉士4名,その他13名であった.
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