学会報告
第21回秋田県リハビリテーション研究会―2001年10月27日(土),於:秋田県総合保健センター
千田 富義
1
1秋田県立リハビリテーション・精神医療センター
pp.1427-1429
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109971
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今回の研究会では,国立身体障害者リハビリテーションセンター総長中村隆一先生に「これからの障害者問題とリハビリテーション―種々のモデルをめぐって―」と題して特別講演をお願いした.介護保険制度,支援費制度などに示されるように,福祉政策は障害者の自主選択・自己決定・自己責任へ大きく変換しようとしている.中村先生は,そのような転換の時代にこそ目先の変化に右往左往することなく,根拠のあるモデルを意識しながら舵を取っていくことの重要性を指摘されていた.呈示されたモデルはリハビリテーション医療にとどまらず,障害者全体を考慮したものであり,参加した多職種の方々がそれぞれの立場で感銘を受けていた.当日の参加者は124名で,内訳は医師14名,看護師10名,理学療法士26名,作業療法士17名,言語聴覚士4名,その他53名であった.
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