Japanese
English
特集 リハビリテーションにおけるリスクへの対応
末期癌患者
Rehabilitation for the terminal cancer patient.
井上 聡
1
,
宮崎 哲哉
2
,
鄭 陽
1
,
森田 達也
1
,
千原 明
1
Satoshi Inoue
1
,
Tetsuya Miyazaki
2
,
You Tei
1
,
Tatsuya Morita
1
,
Satoshi Chihara
1
1聖隷三方原病院ホスピス
2聖隷三方原病院リハビリテーション科
1Department of Hospice, Seirei Mikatahara Hospital
2Department of Rehabilitation, Seirei Mikatahara Hospital
キーワード:
末期癌
,
リスク管理
,
緩和ケア
Keyword:
末期癌
,
リスク管理
,
緩和ケア
pp.625-629
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109531
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はじめに
現在,リハビリテーションの領域は緩和医療の分野にまで拡がってきているが,実際に末期癌患者に対してリハビリテーションを積極的に,またシステマティックに行っている施設は少なく,精神面を主体に対応していることが多いのが現状である.また,緩和ケアにおけるリハビリテーションの専門的なプログラムもほとんどなく,死にゆく患者へのケアを含め,リハビリテーションに携わる医療者を援助,教育するプログラムもほとんどない1-3).しかし,リスク管理をしながらの心身両面にわたるリハビリテーションは今後の大きな課題である.今回,現状を中心に今後の展望を交えて述べる.
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