介護保険ここがおかしい
訪問介護の立場から
平井 俊圭
1
,
森 善信
2
1上野市社会福祉協議会
2吉田病院事業推進室
pp.575-577
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109518
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制度としてのホームヘルプサービスは1963年,主に低所得の独居高齢者を対象として,家事援助で週1回程度の訪問として開始された.それ以降,利用対象者や業務内容,利用回数を拡大し,1995年には主に介護に対応し24時間いつでも利用可能となった.訪問回数や所得の制限も,社会福祉法人以外でもサービス供給できるなど,供給組織制限も含めて撤廃された.こうして制度的な充実をみてきたが,介護保険制度では在宅を主体としており,在宅生活を支える最も有効な手段であるはずの訪問介護に種々の問題を生じてきている.以下,問題と解決策(“→”で表記)について考えてみる.
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