Japanese
English
紹介
家屋外のバリアフリー化
Barrier free out of house.
小川 剛史
1
,
山本 義彦
1
,
室元 俊彦
1
,
横路 求
1
,
伊藤 七美
1
,
大谷 宏明
2
,
戸田 克広
3
Tsuyoshi Ogawa
1
,
Yoshihiko Yamamoto
1
,
Toshihiko Muromoto
1
,
Motomu Yokoro
1
,
Nanami Itou
1
,
Hiroaki Otani
2
,
Katsuhiro Toda
3
1大谷病院リハビリテーション科
2大谷病院整形外科
3広島大学医学部付属病院リハビリテーション部
1Department of Rehabilitation, Otani Hospital
2Department of Orthopedic Surgery, Otani Hospital
3Department of Rehabilitation, Hiroshima University Hospital
キーワード:
家屋外のバリアフリー
,
島嶼部
,
近隣との関わり
Keyword:
家屋外のバリアフリー
,
島嶼部
,
近隣との関わり
pp.569-571
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109516
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はじめに
ノーマライゼーションの考え方が進むなか,高齢者や障害を持つ人々が住み慣れた地域での生活を強く求めるようになってきた.そして,当然ながらそれを支える在宅リハビリテーションの活動の幅を広げる必要性が生じてきた.こうした傾向のなか,住環境整備が注目されている.近年では住宅改修や福祉用具の発展により,家屋内のバリアフリー化は徐々に実現化されつつあり,在宅生活の質の向上に効果をあげている1-4).しかし,家屋外のバリアフリー化は,工事が大掛かりになることや他人の土地問題などの理由から,家屋内のバリアフリー化よりも困難である.
当院の関連する江田島・能美島地区は急傾斜地が多い特殊な地形(図1)のため,家屋外のバリアフリー化にとっては悪条件になりやすい地域である.しかしながら,以下に述べる事例においては,好条件が重なり,外出が容易になったので報告する.
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