巻頭言
情報技術の進歩と医療
赤居 正美
1
1東京大学医学部附属病院リハビリテーション科
pp.199
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109434
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ここ数か月,アジア諸国から医師26名の参加を予定する日本リハビリテーション医学会主催の国際シンポジウムの開催準備を経験した.
私の仕事は専ら外国参加者との電子メールによる折衝であったが,この交渉事を通じIT革命と呼ばれる情報技術の飛躍的発展を実感した.6年ほど前に米国整形外科学会のTraveling Fellowとなった時にも,やはり同じように訪問先施設との交渉を行ったが,主にファックスを使った.夕方帰宅時に連絡しておくと翌朝には返事が来ているので,いたく感激した覚えがあるが,その際と比べものにならない進歩であった.
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