Japanese
English
実践講座 在宅医療に役立つ知識
9.褥瘡
Pressure Sore.
万歳 登茂子
1
Tomoko Manzai
1
1和田内科病院リハビリテーション科
1Wada Internal Medicine Hospital
キーワード:
褥瘡
,
リスク管理
,
保存的治療
Keyword:
褥瘡
,
リスク管理
,
保存的治療
pp.949-953
発行日 2000年10月10日
Published Date 2000/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109334
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
言うまでもなく褥瘡は予防が第一である.しかし,高齢者が多い在宅医療では全身症状のわずかな変化で,急速に褥瘡形成が認められることも多く,一度できた褥瘡が難治性となる場合も多い.最近,医療サイドでは褥瘡の治療法に関心が高まりつつあるが,患者サイドでは認識は未だ十分とはいえないのが現状である.
在宅医療における褥瘡の治療においては,介護者の立場を考慮することが大切で,負担をできるだけ軽くする必要があり,入院での治療とは異なる観点もある.そのためには褥瘡の程度を把握し,段階に応じた治療法を選択することが大切である.本稿では在宅医療現場の立場に立った予防と治療に関して述べる.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.