Japanese
English
特集 整形外科治療―最近の進歩
股関節・膝関節外科
Recent Advancement in Orthopaedic Surgery: Hip and Knee Joint Surgery.
松本 秀男
1
,
須田 康文
1
,
大谷 俊郎
1
,
二木 康夫
1
Hideo Matsumoto
1
,
Yasunori Suda
1
,
Toshiro Otani
1
,
Yasuo Niki
1
1慶應義塾大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Keio University School of Medicine
キーワード:
股関節
,
膝関節
,
人工関節
,
関節鏡視下手術
Keyword:
股関節
,
膝関節
,
人工関節
,
関節鏡視下手術
pp.719-723
発行日 2000年8月10日
Published Date 2000/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109288
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はじめに
近年,整形外科領域における治療技術の進歩はめざましく,10年前にはスタンダードであった治療法が,現在では「古典的な治療法」とされている場合もある.股関節や膝関節外科の領域においても,生体材料の研究,生体力学的研究,細胞培養技術などの急速な進歩により,保存療法,手術適応,手術方法いずれも,めまぐるしく変化している.さらに,以前は関節手術後にはほぼ全例に行っていたギプス固定も,現在はほとんどの症例で行われなくなっている.これらの変化に伴い,同じ疾患に対しても以前とは全く異なるリハビリテーションが要求される場合が多い.
本稿では股関節・膝関節外科領域における治療法の最近のトピックスをいくつか取り上げ,それに伴うリハビリテーションの変化について述べる.
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