入門講座 拘縮・3
股・膝関節の拘縮
立山 真治
1
Shinji Tateyama
1
1大阪厚生年金病院リハビリテーション室
キーワード:
拘縮
,
理学療法
,
股関節
,
膝関節
Keyword:
拘縮
,
理学療法
,
股関節
,
膝関節
pp.241-250
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106585
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はじめに
関節拘縮とは,関節包や関節包外の軟部組織(靱帯,筋・腱,腱鞘,筋膜,皮下組織,皮膚など)が原因となって,関節の運動が制限される病態を指す.拘縮に対する理学療法は,関節や関節周囲組織の病態把握と関節可動域(range of motion:ROM)制限を評価し,① 拘縮の予防,② ROMの維持・改善に努めることが主な目的となる1).
本稿では,ROM評価・運動上の留意点や股関節・膝関節疾患の拘縮発生機序,そして,それらの拘縮に対する理学療法について述べたい.
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