Japanese
English
シンポジウム 人工膝関節の長期成績
トータルコンディラー型人工膝関節の経験
Clinical and Roentgenological Evaluation of Knee Arthroplasty Using Total Condylar Knee
上尾 豊二
1
,
山室 隆夫
1
,
奥村 秀雄
1
Toyoji Ueo
1
1京都大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Faculty of Medicine, Kyoto University
キーワード:
慢性関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
,
変形性関節症
,
osteoarthritis
,
膝関節
,
knee joint
,
人工関節
,
total replacement arthroplasty
,
トータルコンディラー型膝人工関節
,
total condylar knee prosthesis
Keyword:
慢性関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
,
変形性関節症
,
osteoarthritis
,
膝関節
,
knee joint
,
人工関節
,
total replacement arthroplasty
,
トータルコンディラー型膝人工関節
,
total condylar knee prosthesis
pp.597-602
発行日 1987年5月25日
Published Date 1987/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907626
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抄録:昭和53年以来昭和61年4月までのtotal condylar型人工膝関節手術症例57例77関節について臨床成績を検討した.さらにレ線的に手術の正確度を判定し,臨床成績との関連性を検討した.術前の関節状態が術後の成績にどのような関連を持っているかについても検討した.膝関節評価表による術前の点数は平均40点であり,術後が平均76点である.平均29カ月の経過で評価点数は低下していない.可動域を除いて疼痛,歩行能力等全ての項目で著明な改善を得ている.可動域は屈曲が減少するが,伸展が改善するため有用な可動域となっている.コンポネントの挿入角度からみたレ線評価点数は術後成績と関連しなかった.この人工関節は手術上の誤差に対して許容度が大きいと言える.術前の障害程度に関係なく術後は一定の成績が得られており,手技が容易で安定度の高い手術であるといえる.
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