Japanese
English
特集 リハビリテーション医学の基礎―神経生理学の進歩
随意運動
Neurophysiology of Voluntary Movement.
北村 純一
1
Jun-ichi Kitamura
1
1日本医科大学千葉北総病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, Nippon Medical School Chiba-Hokusoh Hospital
キーワード:
随意運動
,
神経回路
Keyword:
随意運動
,
神経回路
pp.529-534
発行日 2000年6月10日
Published Date 2000/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109247
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はじめに
人が自らの意志で目的をもって行う運動が随意運動(voluntary movement)であり,意図しないでおきるパーキンソン病患者の手指振戦(不随意運動involuntary movement),外的刺激により誘発されるアキレス腱反射(反射reflex)や脳の異常な活動による痙攣(epilepsy)とは区別される.
人における随意運動はAllenとTsukahara1)の考えが基礎となっている.最新の知見をもとに随意運動を形成する神経回路,障害とリハビリテーションの関係について概説する.
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