スコープ
第1回肢体障害者職業復帰研修会に参加して
内田 竜生
1
1関東労災病院リハビリテーション科
pp.187
発行日 1999年2月10日
Published Date 1999/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108912
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近年,30,40歳代で脳出血を発症し入院する患者さんが後をたたない.このような働き盛りの方のリハビリテーションを考えるうえで社会面・経済面・精神面において職業復帰は大切なゴールとなる.そういった思いから今回,吉備高原医療リハビリテーションセンターにて開催された第1回肢体障害者職業復帰研修会に参加した.
研修会は,1998年10月25,26日の2日間に行われた.前半は講義,後半は施設見学を含めた講習となっていた.講義のポイントは,個々の障害者について職場復帰のポテンシャルを科学的に評価し復職するためのプログラムを作成すること,および職場復帰の社会資源(職業リハビリテーション施設,福祉就労施設など)を熟知し,またその利用システムを理解すること,の2点にあてられた.
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