学会印象記
第14回日本義肢装具学会学術大会
吉村 理
1
1広島大学医学部保健学科
pp.188-189
発行日 1999年2月10日
Published Date 1999/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108913
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義肢装具同好会(1968年発足),日本義肢装具研究会から発展した日本義肢装具学会(1984年)は,今回,第14回学術大会が伊予病院院長の首藤貴先生のもとで,愛媛県松山市(愛媛県県民文化会館)において開催された.私ごとになるが,最初に参加したのは昭和51年北九州市で開かれた第8回日本義肢装具研究会(長尾竜郎会長)で,参加者200名,演題数13題,特別講演「義肢の歴史」(武智秀夫先生),シンポジウム「車椅子」であったと記憶している.今回の参加者は,非会員を含めて1,000人を超え大変盛会であり,わが国における義肢装具の発展において,先輩達の努力に敬意を表したい.
学会の運営は,まず参加受付が各地区毎に分けられスムーズに行われ,各会場の運営進行も手作りの温もりが感じられた.主催者の配慮により特別プログラムと一般講演が重複せずに,充実した講演,討議を聞くことができ,参加者一同は満足したことであろう.すべてのプログラムについて公平に印象を記述することは不可能であり,一部について述べる.
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