Japanese
English
短報
脳性麻痺の股関節障害に対する股関節周囲筋選択的解離術の成績
Soft Tissue Release for Hip Disorders in Cerebral Palsy.
仲宗根 聰
1
,
山口 健
1
,
照屋 均
1
,
古堅 隆司
2
,
工藤 啓久
2
,
金谷 文則
2
,
茨木 邦夫
2
Satoshi Nakasone
1
,
Takeshi Yamaguchi
1
,
Hitoshi Teruya
1
,
Takashi Furugen
2
,
Hirohisa Kudo
2
,
Fuminori Kanaya
2
,
Kunio Ibaraki
2
1沖縄リハビリテーションセンター病院整形外科
2琉球大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Okinawa Rehabilitation Center Hospital
2Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine, University of the Ryukyus
キーワード:
脳性麻痺
,
股関節
,
手術
Keyword:
脳性麻痺
,
股関節
,
手術
pp.155-158
発行日 1999年2月10日
Published Date 1999/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108903
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はじめに
痙直型脳性麻痺の股関節周囲筋の過緊張は股関節脱臼,亜脱臼の成因となるばかりでなく,運動発達に大きな影響を与える.われわれは股関節脱臼,亜脱臼の整復および股関節の異常肢位矯正を目的として股関節周囲筋の選択的解離延長術(以下,股関節周囲筋解離術)を行ってきたが,本術式によって全身の筋緊張が緩和され,生理機能の面でも改善が得られることを経験した.
今回,脳性麻痺の股関節障害に対する本法の成績を明らかにし,さらに日常生活動作,排泄,口腔機能などの生理機能を含めた身体機能面での効果をアンケートによって調査した.
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