発行日 2002年7月1日
Published Date 2002/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002254235
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脳性麻痺患者に対して施行した股関節選択的緊張筋解離術後の異所性骨化の発生について調査・検討した.異所性骨化の発生率は,筋解離のみの60関節中5関節(8.3%),関節包の処置を併用した27関節中2関節(7.4%)であった.両群間に有意差は認めず,全症例を合せると87関節中7関節(80%)に発生した.全例股関節前面,大腿直筋或いは腸骨筋の周囲に存在していた.臨床上,日常生活に影響を及ぼしていると考えられた症例は1例のみであった.筋解離術後であっても定期的にX線像のチェックを行うことが必要であった
©Nankodo Co., Ltd., 2002