Japanese
English
症例報告
三肢障害高齢患者の装具歩行自立への援助
A Study of Independence Working for the Aged Patient with Left-hemiplegia and Right-forearm-amputation.
前田 真治
1
,
春日 美保
1
,
長澤 弘
1
,
外島 裕之
1
,
柴 喜崇
1
,
島田 理佐子
1
,
浅井 憲義
1
Masaharu Maeda
1
,
Miho Kasuga
1
,
Hiroshi Nagasawa
1
,
Hiroyuki Toshima
1
,
Yoshitaka Shiba
1
,
Risako Shimada
1
,
Noriyoshi Asai
1
1北里大学東病院リハビリテーション部
1Department of Rehabilitation, Kitasato University East Hospital
キーワード:
重複障害
,
脳卒中
,
片麻痺
,
上肢切断
,
短下肢装具
Keyword:
重複障害
,
脳卒中
,
片麻痺
,
上肢切断
,
短下肢装具
pp.1377-1380
発行日 1997年12月10日
Published Date 1997/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108550
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
最近の医学の発達とともに,いくつもの重複した重度の障害をもちながら生活する障害者が増えてきている.高齢者脳卒中患者にとって,片麻痺が重度であれば,歩行移動能力が自立することは困難と思われる1)が,加えて健側切断などの重複障害がある例にとっては,一層,自立の困難性は想像にたがわない2).
われわれは左半側無視を伴う高齢重度左片麻痺と右前腕切断の重複障害例に対し,その短下肢装具とソケット付き杖を工夫することで,その装着を自立させることができ,QOL拡大につながった症例を経験したので,その工夫の内容を含め報告する.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.