Japanese
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特集 精神障害者のリハビリテーション
地域精神保健の現状と問題点
The Issue of Recent Japanese Community Mental Health.
田原 明夫
1
Akio Tahara
1
1京都市立病院精神神経科
1Department of Psychiatry, Kyoto City Hospital
キーワード:
地域精神保健
,
多様な資源
,
圏域と計画
,
連携とチーム
Keyword:
地域精神保健
,
多様な資源
,
圏域と計画
,
連携とチーム
pp.629-638
発行日 1996年7月10日
Published Date 1996/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108146
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はじめに
昨年12月18日,内閣総理大臣を本部長とする障害者対策推進本部は,「ノーマライゼーション7か年戦略」という副題の平成14年度を目標とする「障害者プラン」を発表した.
これは障害者基本法に基づく「障害者対策に関する新長期計画」の具体化を図るための重点政策実施計画として位置づけられるものだが,ここに,日本の歴史のうえで初めて,精神障害者に対するリハビリテーションを主眼にすえた福祉施策に関する具体的な数値目標を定めた「計画」が公表された.
このような時点で,日本の精神保健の歴史を素描し,現状を踏まえて問題点を整理することは意味あることと考える.
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