一頁講座 体幹装具とSeating System・3
食事用座位保持いす
多田 俊作
1
1福岡教育大
pp.227
発行日 1989年3月10日
Published Date 1989/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106028
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多くの障害児は食べることに障害をもっている.なかでも早期および重度のCP児にとり,食事訓練のもつ意義は大きい.
子供は母親に適正に抱かれて食事をとるとき,最もリラックスして楽しく食事をすると言われているが,食事用座位保持いすはできるだけ母親に代わって機能を果たすように工夫されるべきである.従来から「姿勢作りなくして,食事訓練はあり得ない.」と言われるように,食事用座位保持いすの第一の役割は食事姿勢作りにある.
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