一頁講座 体幹装具とSeating System・2
座位保持いすの今までの歩み
多田 俊作
1
1福岡教育大学
pp.149
発行日 1989年2月10日
Published Date 1989/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106012
- 有料閲覧
- 文献概要
座位保持いすとは,食事訓練や上肢の訓練など,リハビリテーションの領域で坐れない児にも坐れるように工夫されたいすをいう.座位保持いすは身障福祉法による補装具交付基準に従来から収録されており,また「日常生活用具の給付制度」で重度の障害児にはテーブル付き訓練いす給付の配慮がなされている.
しかし,製作業者が殆どいなかったことと製作費用の問題で,10数年前までは数少ない市販品(規格化され組立式)が主に痙直型CP児に使われていた程度である.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.