学会報告
第31回北陸リハビリテーション医学集談会―1994年9月4日(日),於:富山医科薬科大学
立野 勝彦
1
1金沢大学医療技術短期大学部理学療法学科
pp.726-728
発行日 1995年8月10日
Published Date 1995/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107929
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.重複障害例における人工内耳のリハビリテーション経過
恵寿総合病院 諏訪美幸・埴生知則・川北慎一郎・山崎芳文
金沢大学附属病院耳鼻咽喉科 能登谷晶子・鈴木重忠・岡部陽三
視力障害を合併した高度感音難聴者1例における人工内耳移植術後のリハビリテーションの経過を報告した.本例は,視力障害を合併しており読話が有効でないにもかかわらず,現在ではほとんど常用利用者となった.また,音入れ後,約3か月で段階Bへ,6か月で段階Cに達することができた.失聴期間が比較的短かく,50歳代と若く,電極が全て挿入可能であったことなどが,人工内耳のみでの聞き取り能力の改善に影響を与えたと示唆された.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.