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特集 脳卒中患者の職業復帰
職業復帰の状況および医学的リハビリテーションと職業リハビリテーションの連携の現状
The Vocational Outcome of Medical Rehabilitation of the Stroke Patients and the Relationship between Medical and Vocational Rehabilitation.
徳弘 昭博
1
Akihiro Tokuhiro
1
1吉備高原医療リハビリテーションセンター
1Kibikogen Rehabilitation Center for Employment Injuries
キーワード:
脳卒中
,
職業復帰
,
医学的リハビリテーション
,
職業リハビリテーション
Keyword:
脳卒中
,
職業復帰
,
医学的リハビリテーション
,
職業リハビリテーション
pp.477-482
発行日 1995年6月10日
Published Date 1995/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107877
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はじめに
雇用の場では「もはや障害者ではない.」と言われる脊髄損傷対麻痺者に比べて,脳卒中による片麻痺者の職業復帰はきわめて困難な状況にある.
実質的な職業復帰に向けたアプローチが可能なリハビリテーション医療施設は少なく,リハビリテーション医療スタッフが真に職業リハビリテーションを理解してるのかもはなはだ疑問である.
したがって,今回はまず,①対象を脳卒中患者におき,吉備高原医療リハビリテーションセンターでの職業復帰の実態を紹介し,②リハビリテーション医療のスタッフが職業リハビリテーションを理解するうえで必要な事項,ついで,③現状でリハビリテーション医療としてどのような職業リハビリテーションへのアプローチが可能か,という順序で述べる.
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