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特集 脳卒中のリハビリテーション
Ⅴ.心理的・社会的諸問題
脳卒中後遺症患者の職業復帰
Return to Work of the Post Apopletic Patients.
間嶋 満
1
Mitsuru Majima
1
1東大病院リハビリテーション部
1Central Rehabilitation Service, Tokyo University Hospital.
キーワード:
脳卒中
,
職業復帰
Keyword:
脳卒中
,
職業復帰
pp.197-203
発行日 1982年1月10日
Published Date 1982/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104691
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はじめに
リハビリテーションの目指す最終的なそして最大のゴールは,障害者をいかに社会と融合させていくかという点にあり,これの具体的な目標の1つに職業復帰が挙げられる.脳卒中後遺症患者の場合には,高齢者が多いこと,運動機能のみならず種々の精神機能も障害されやすいことなどから,職業復帰の困難な例が決して少なくはない.このため,このゴールが患者にとって妥当なものか否かを出来うる限り的確に判断することが,リハビリテーション・プログラムを設定する上で重要となる.そこで本稿では,当部においてリハビリテーションを施行した例をもとに,脳卒中後遺症患者の復職状況および復職に影響を与える因子について,これまでの報告との比較も含めて論じてみたい.
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