Japanese
English
短報
脳卒中後の職業復帰状況
Return to work after stroke.
幅田 智也
1
,
豊澤 祥世
2
Toshiya Habata
1
,
Sachiyo Toyozawa
2
1北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
2若杉病院
1Faculty of Rehabilitation, Kitasato University School of Allied Health Sciences
2Wakasugi Hospital
キーワード:
脳卒中
,
職業復帰
Keyword:
脳卒中
,
職業復帰
pp.871-874
発行日 2003年9月10日
Published Date 2003/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100889
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
脳卒中後,職業復帰が阻まれることは社会的経済損失を招くだけでなく,患者個人のQOL(quality of life)低下の一因ともなり,重要な問題と言える1,2).しかし,職業復帰の達成には,身体機能,経済的背景,通勤手段,仕事内容,職場環境,年齢など,さまざまな要因が影響を及ぼす.そのため職業復帰可能な能力を保持しながらも,在宅生活のみの日常生活を送らなくてはならない脳卒中後遺症者が多いと推測される.そこで本研究では,脳卒中後に家庭復帰した患者の職業復帰状況を知るためアンケート調査を行い,職業復帰状況に影響を及ぼすと考えられる移動能力と年齢との関係を中心に検討した.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.