Japanese
English
短報
左片麻痺患者における高次脳機能障害とIMP-SPECTによる局所脳血流
A Study of Neuropsychological Deficits and Cerebral Blood Flow on IMP-SPECT in Left Hemiplegic Patients.
武沢 信夫
1
,
秦 敬和
1
,
牧野 雅弘
1,2
,
木村 繁男
1
,
大島 行博
1
,
馬場 はるよ
1
Nobuo Takezawa
1
,
Chin Kyungwha
1
,
Masahiro Makino
1,2
,
Shigeo Kimura
1
,
Yukihiro Oshima
1
,
Haruyo Baba
1
1京都南病院神経内科・リハビリテーション部
2京都府立医科大学脳血管系老化研究センター神経内科
1Department of Neurology and Rehabilitation, Kyoto Minami Hospital
キーワード:
高次脳機能障害
,
病態失認
,
半側空間無視
,
IMP-SPECT
,
局所脳血流
Keyword:
高次脳機能障害
,
病態失認
,
半側空間無視
,
IMP-SPECT
,
局所脳血流
pp.583-587
発行日 1994年7月10日
Published Date 1994/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107650
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はじめに
脳卒中患者における高次脳機能障害について,リハビリテーション医学の視点から臨床神経学所見と局所脳血流について検討した報告は多くはない1-5).
今回は,左片麻痺患者における病態失認,疾病無関知,半側空間失認,構成失行などの高次脳機能障害と,CT scan,IMP-SPECTによる局所脳血流との関連について検討した.
ここでは病態失認anosognosisの基本症状を片麻痺の存在を言語で否認することとした.疾病無関知anosodiaphoriaは自己の片麻痺について無関心な状態とした6).
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