Japanese
English
特集 集中治療室におけるリハビリテーション
NICUにおけるリハビリテーション
Rehabilitation for the Neonates in NICU.
半澤 直美
1
,
松波 智郁
1
,
夏目 とも子
1
,
新田 通子
1
,
後藤 彰子
2
Naomi Hanzawa
1
,
Tomoka Matsunami
1
,
Tomoko Natsume
1
,
Michiko Nitta
1
,
Akiko Goto
2
1神奈川県立こども医療センターリハビリテーション科
2神奈川県立こども医療センター新生児科
1Department of Rehabilitation Medicine, Kanagawa Children's Medical Center
2Department of Neonatology, Kanagawa Children's Medical Center
キーワード:
NICU
,
リハビリテーション
Keyword:
NICU
,
リハビリテーション
pp.27-33
発行日 1994年1月10日
Published Date 1994/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107525
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はじめに
近年の新生児医療の進歩とともにわが国の新生児死亡率は1991年で出生1,000に対し2.4と世界でも最高レベルに達した.神奈川県では1981年に新生児救急システムが実施され,さらに1985年には産科救急システムと合わせ周産期医療システムが発足した.当センターでも1992年10月に周産期医療部が併設され,母体搬送による院内出生が可能となった.当センターにおける出生体重1,000g未満の超未熟児の新生児死亡率は13.3%(1989年)と低く1),これは一方で,その後の障害に対するきめ細かなフォローアップの必要性を示唆している.今回は当センター新生児集中治療室(NICU)におけるリハビリテーションの現状と問題点,今後の課題についてまとめてみた.
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