学会報告
第12回近畿リハビリテーション医懇話会―平成元年7月8日(土),於:大阪市新阪急ビル12F
増田 和人
1
1京都市身体障害者リハビリテーションセンター
pp.569
発行日 1990年7月10日
Published Date 1990/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106315
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第12回近畿リハビリテーション医懇話会の話題は“慢性関節リウマチについて”であった.慢性関節リウマチには免疫学的な異常から全身的疾患であるという側面と,関節を特異的に侵すという局所的な側面があり,治療面でも,またリハビリテーションを行う上でも非常に困難な疾患である.そこで,長年,この疾患を研究されてこられた国立大阪南病院の院長,前田晃先生に話題の提供をお願いした.
ご講演の内容は1)リウマチ認定医について,2)疫学,3)免疫学的な病態について,4)診断基準,5)治療についてであった.我々が日頃疑問に感じている問題を分かりやすく解説され,内容も広範多岐にわたり,非常に示唆に富んだご講演であった.
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