Japanese
English
研究と報告
小児外反扁平足に対する装具療法(UCBL shoe insert)の検討
A Clinical Study of the Bracing for the Planovalgus Foot in Children.
和田 郁雄
1
,
池田 威
1
,
林 信彦
1
,
松井 宣夫
1
Ikuo Wada
1
,
Takeshi Ikeda
1
,
Nobuhiko Hayashi
1
,
Nobuo Matsui
1
1名古屋市立大学整形外科
1Department of Orthopaedics, Nagoya City University
キーワード:
外反扁平足
,
装具療法
,
UCBL shoe insert
Keyword:
外反扁平足
,
装具療法
,
UCBL shoe insert
pp.305-310
発行日 1993年4月10日
Published Date 1993/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107336
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はじめに
小児外反扁平足は日常外来で比較的よく扱う足部変形の一つである.本症に対する治療の適否に関してはいまだ確立したとは言い難い.本症は自然治癒する予後良好な疾患であり,積極的な治療は必要ないとするものもいる3,9,12)が,重度の変形例では二次的骨関節変化により変形は永続し,小児期以降,足部のみならず,下肢全体のアライメントの異常により腰痛や下肢痛の発生も懸念される.われわれは,こういった症例に対してはUCBL(University of California Biomechanics Laboratory)shoe insertによる装具療法を行っている.今回,重度例に対する本装具の矯正能について検討したので報告する.
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