Japanese
English
研究と報告
リンクモデルから求めた体重心
Center of Gravity by Link Model.
江畑 公仁男
1
,
佐藤 光三
1
,
島田 洋一
1
,
大日方 五郎
2
,
湯川 俊浩
2
,
大橋 太郎
2
Kunio Ebata
1
,
Kozo Sato
1
,
Yoichi Shimada
1
,
Goro Obinata
2
,
Toshihiro Yukawa
2
,
Taro Ohashi
2
1秋田大学医学部整形外科
2秋田大学鉱山学部生産機械工学科
1Department of Orthopaedic Surgery, Akita University School of Medicine
2Department of Mechanical Engineering, Akita University Mining College
キーワード:
center of gravity
,
link model
,
force plate
,
motion analysis
Keyword:
center of gravity
,
link model
,
force plate
,
motion analysis
pp.1073-1077
発行日 1992年10月10日
Published Date 1992/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107211
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はじめに
身体の重心変位を求める方法として,床反力から重心加速度を求め,これを時間で2回積分する方法がある1).これとは別に人体を剛体リンクモデルと仮定し,各リンクの質量,長さ,リンク問の角度を与えることにより重心位置を算出する方法がある.これら2つは重心位置へのアプローチ方法において異なる立場をとるため,従来比較されることがほとんどなかった.さらに人体が実際は剛体リンクではないため,リンクモデルから算出した重心位置は実際のものとは異なるとされてきた.
われわれは人体の動作を代表する点として体重心を考え,これを床反力計を使わずにとらえることを目的として,リンクモデルシミュレーションにより測定する装置を試作中である.
今回,リンクモデルから求めた重心変位がどれだけ信頼できるものかを検討するため床反力計からの重心変位と比較した.
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