Japanese
English
増大特集 知っておきたいリハビリテーション・テクニック
機能障害へのアプローチ
嚥下障害に対する訓練―特に脳卒中を中心に
Exercises for Stroke Patients with Dysphagia.
本多 知行
1,2
,
東嶋 美佐子
1
,
前田 真弓
1
,
渡辺 展江
1
,
小坂 美鶴
1
Tomoyuki Honda
1,2
,
Misako Higashijima
1
,
Mayumi Maeda
1
,
Nobue Watanabe
1
,
Mitsuru Kosaka
1
1川崎医科大学リハビリテーション科
2大阪労災病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Kawasaki Medical School Hospital
キーワード:
嚥下障害
,
脳卒中
,
機能訓練
Keyword:
嚥下障害
,
脳卒中
,
機能訓練
pp.999-1003
発行日 1992年9月10日
Published Date 1992/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107197
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はじめに
嚥下障害は摂食という人間本来の欲望を満たすことができず,誤嚥による嚥下性肺炎の危険性が常にあり,著しく社会復帰を阻害する大きな問題となってきている.最近,リハビリテーション領域でもその重要性が指摘され,評価・治療が一般的になってきている.
しかし,系統的に治療が行われているところは少なく,興味を持っている各治療者によってその治療が行われているのが現実である.そこで本稿では,脳血管障害に伴う嚥下障害の治療過程において,簡単で比較的役に立つと思われる機能訓練のいくつかを紹介し,可能な限り機能訓練の目的・理論的根拠・適応などについて概説する.
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