Japanese
English
特集 廃用症候群へのアプローチ
廃用と肩関節痛―特に脳卒中の非麻痺側の肩の痛みについて
The Disuse Atrophy and Shoulder Pain: Unaffected upper extremity of hemiplegic patients.
花田 実
1
,
浜田 大輔
1
,
松本 太蔵
1
Minoru Hanada
1
,
Daisuke Hamada
1
,
Taizo Matsumoto
1
1玉造厚生年金病院理学診療科
1Department of Physical Medicine, Tamatsukuri-Kosei-Nenkin Hospital
キーワード:
脳卒中
,
肩痛
,
廃用症候群
,
誤用
Keyword:
脳卒中
,
肩痛
,
廃用症候群
,
誤用
pp.799-803
発行日 1991年8月10日
Published Date 1991/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106881
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はじめに
脳卒中患者の能力障害の改善を図る上で,非麻痺側の廃用萎縮は軽視できない.廃用萎縮については大川ら1)が片麻痺の非麻痺側の筋力低下について発表し,次第に注目を集めるようになってきた.我々は1989年に片麻痺の麻痺側の肩痛を発表した2)が,その時に非麻痺側の肩痛を訴える患者の頻度が多く,その発生と廃用萎縮との関係が疑われたため,継続して調査を行った.その結果,脳卒中患者の廃用萎縮と非麻痺側の肩の痛みに関するリハビリテーション上の問題点について若干の知見を得たので報告する.
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