Japanese
English
短報
腓腹神経の経皮的電気刺激による足関節背屈動作の変化
Change of Ankle Dorsiflexion after Sural Nerve Stimulation.
長谷 公隆
1,2
,
野田 幸男
1
,
原 行弘
1
,
細井 直人
1
,
伊藤 文子
1
,
千野 直一
2
Kimitaka Hase
1,2
,
Yukio Noda
1
,
Yukihiro Hara
1
,
Naoto Hosoi
1
,
Fumiko Itoh
1
,
Naoichi Chino
2
1国立塩原温泉病院リハビリテーション科
2慶応義塾大学医学部リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Shiobara Spa National Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, Keio Univertity School of Medicine
キーワード:
頸髄不全損傷
,
腓腹神経
,
経皮的電気刺激
Keyword:
頸髄不全損傷
,
腓腹神経
,
経皮的電気刺激
pp.553-556
発行日 1991年5月10日
Published Date 1991/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106828
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はじめに
経皮的電気刺激は疼痛や筋力低下に対し,リハビリテーションの分野において広く用いられるようになってきている.また運動神経や筋肉の運動点を電気刺激することにより,麻痺肢の運動をコントロールしようとする機能的電気刺激も多く行われてきているが,純粋な知覚神経刺激による運動機能のコントロールに関する報告は数少ない.近年,知覚神経である腓腹神経の電気刺激が下腿三頭筋の筋緊張を抑制し1),さらに片麻痺患者の歩容を改善することが動作分析により報告されてきている2).
今回,我々は頸髄不全損傷患者において,同神経の電気刺激が足関節背屈運動にどのような影響を与えるのかを検討したので報告する.
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