Japanese
English
臨床経験
腓腹神経絞扼障害の1例
Entrapment Neuropathy of the Sural Nerve : A Case Report
西口 薫
1
,
岩田 淳
2
,
申 寳榮
3
Kaoru Nishiguchi
1
1丹後中央病院整形外科
2島根医科大学整形外科
3芦原病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tango Central Hospital
キーワード:
sural nerve
,
腓腹神経
,
entrapment neuropathy
,
絞扼性神経障害
Keyword:
sural nerve
,
腓腹神経
,
entrapment neuropathy
,
絞扼性神経障害
pp.107-109
発行日 1999年1月25日
Published Date 1999/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902627
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:靴による圧迫が原因と考えられる腓腹神経絞扼障害の1例を経験したので報告する.症例は20歳,女性.約1カ月前から左第5足指にしびれ感を生じるようになり,1週間前からは左足背外側全体に安静時痛も生じるようになり来院した.受診前2カ月間履いていたパンプスは左足関節外果周囲を強く圧迫しており,これによって腓腹神経に絞扼状態を生じたものと考えた.保存療法が無効であったため手術を行った.術中所見では,腓腹神経の扁平化と下腓骨筋支帯の腫脹を認めた.神経剥離術後,翌日から症状は完全に消失した.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.