Japanese
English
増大特集 老年者とリハビリテーション
Ⅱ.老化の障害学
3.Handicap
活動能力
Ability of Activities.
柴田 博
1
,
芳賀 博
1
Hiroshi Shibata
1
,
Hiroshi Haga
1
1東京都老人総合研究所地域保健部門
1Department of Community Health, Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology
キーワード:
活動能力
,
老人
Keyword:
活動能力
,
老人
pp.335-338
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106778
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活動能力の評価の必要
広義の活動能力には,最も基本的な日常生活動作能力(activities of daily living: ADL)も手段的自立の能力(instrumental ADL)も含まれるものと考える.しかし,これらに関しては他の筆者により述べられるので,本稿では主として老人が社会的に独立した生活を営む能力(social functioning)について述べることにする.
このような高度の老人の能力を測定する尺度の開発,あるいはそれを用いての地域老人の能力の評価をしようとする試みは比較的最近のものである1).それは地域老人全体の能力を測定する必要によって生まれた研究分野である.図1に示すように,地域老人には障害老人から恵まれた老人(privileged aged)まで含まれている2).
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