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特集 在宅リハビリテーション
地域のニードとリハビリテーション相談―小金井老後問題研究会の活動
Rehabilitation Needs and Service in Community.
二瓶 万代子
1
Mayoko Nihei
1
1小金井老後問題研究会
1Koganei-Rogomondai-Kenkyu-kai.
キーワード:
老人
,
リハビリテーション相談
Keyword:
老人
,
リハビリテーション相談
pp.729-733
発行日 1977年10月10日
Published Date 1977/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103858
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Ⅰ.地域の仲間たちと
「小金井老後問題研究会」(以下「老問研」と略す)を地域の主婦たちとつくって今年で6年目になる(昭和46年9月15日発足).私自身は22年も前から老人問題にかかわるハメになっていたのであって,嫁の立場の頃からである.小金井市に移り住むようになって,子供たちも独立していき,われわれ親夫婦はここで老いていくことが身近になり,“地域で老いる”ために同じ思いの主婦たち7人ばかりで会をつくり,呼びかけていった.6年間で110名になった.その中,男性も8名になり,年代は30歳代~80代と幅が広い.会員同士の話しあいを中心に自分自身をみつめ,隣近所の老人へ眼を向け,そこから問題を出しあっていった.また「老後の心配は何か」というアンケートを,小金井市で開催された母親大会の出席者にとってみた(昭和47年7月実施,母親大会参加者229名,図1).
このアンケートによると,各年代とも「病気」がトップで,「生活費」または「人間関係」が続いている.
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