特集 子供のリハビリテーション
特集発刊にあたって
大川 嗣雄
1
Tsugio Ohkawa
1
1横浜市立大学病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University, School of Medicine.
pp.661-662
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106582
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今回,「子供のリハビリテーション」を特大号として送り出すことになった.
「子供のリハビリテーション」は,故高木名誉教授の「療育」という考え方にも示される通り,我が国のリハビリテーション医学の中でも最も伝統ある分野である.そこで,本特集では,過去をふりかえりつつ,現状を正確に把握し,未来を見通せるような「子供のリハビリテーション」を企画したつもりである.
先ず第1に総論として,日本における子供のリハビリテーションの過去,現在,未来を高橋孝文氏に執筆して頂いた.日本における戦後40年間の子供のリハビリテーションは,肢体不自由児施設が背負って来たといっても過言ではない.氏は日本の肢体不自由児施設のリーダー的な役割を長年にわたって果たして来た.この論の著者として最適任者である.さらに,この部分では,子供の障害に対する新しい視点からの発達診断,注目されているSeating systemなどを取りあげた.
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