特集 自信がもてる! 血管へのアプローチ―採血と静脈路確保
発刊にあたって
大西 宏明
1
1杏林大学 医学部 臨床検査医学
pp.1297-1297
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.32118/mt52131297
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静脈採血は,各種血液検査を行ううえで必須となる医療手技で,以前から多くの医療施設において外来採血室を中心に臨床検査技師の活躍の場となっています.臨床検査技師であれば,どのような部門を担当されていても,若い頃を含めて一度は経験されているものと思います.特に最近は,医師や看護師の業務のタスク・シフト/シェアの流れのなかで,病棟を含め,臨床検査技師が静脈採血を行う機会は増えています.しかし,静脈採血は最近まで臨床検査技師が行う唯一の侵襲的行為であり,他の業務と比べて患者さんとのトラブルも少なからず経験されるため,苦手意識をもたれている方も多いのではないでしょうか? 実際,『Medical Technology』の採血関連の記事には,読者から毎回多くの感想や要望が寄せられ,関心の高さがうかがえます.
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